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【読書メモ】直感と論理をつなぐ思考法

今回は、最近読んだ本のご紹介。

タイトルは、「直感と論理をつなぐ思考法 」

著者の佐宗 邦威氏はマーケティング、ブランドデザインのプロ。

この本で書かれているのは、正解のない時代に自分で正解を創り出していくための思考法。これまでの思考法では突破できなかった壁を超えていくためのヒントが散りばめられています。 

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

 

 

以下、本文からチェックした箇所の抜粋

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僕らの日々は「他人モード」で占められている

組織も「外部」ばかり見ていると、「そもそも何がしたかったのか」を見失ってしまい、エネルギーが失われる

不確実性が高い市場環境においては、「そもそも何をしたい会社なのか」といった全体感が不可欠になっている

 

ビジョン思考を習慣化する上で何よりも大切なのは、その為の「余白」を人為的に作ること

 

ますば余白を作ることからスタートするべき

 

個人としての成長戦略の視点でかんがえても、経営上の投資効率という観点からしても、今後、ビジョン思考に基づいた思考の地からを磨いていくことは、理にかなっている。

 

人間の好奇心や情報への探究心が生まれるには、「情報ギャップ」を感じることが不可欠。

 

10%よりも10倍のほうが簡単=ラク

 

妄想→知覚→組替→表現という4ステップからなるビジョン思考を行う際、最初のステップで何より大切なのは、自分の内から湧き出てきた妄想の「熱量」をできるだけ冷まさないこと、できればより「熱く」すること

 

組織のリーダーシップには、「意味づけ」が問われている。

 

大切なのは、ファーストステップていきなり質の高いアイデアを出すセンスよりも、一定のプロセスを経てアイデアを丁寧に磨いていく技術


組替=分解+再構築

イデアの組替を行ううえでは、メタファーを作る力、その背後にあるアナロジーを見抜く力が決定的に重要

 

イタレーション(反復)が「手で考える」のカギ

 

現代では、「時代に合わせて変化する」とか「将来的な変動を予測する」とか言ったアクション自体に、もはや意味を見出せなくなりつつある

トライ&エラーのサイクルを短くしつつ、そのイタレーションを長期にわたって継続するという戦略が最も頼りになる

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自分の中の停滞感を払拭できそうな、読んでいて新鮮な発見の多い一冊でした。