システム部門の役割とは?
先月の新聞記事にシステム障害を起こした銀行社長の発言があった。
ちょっと印象に残ったので、以下コメントの引用。
「システムベンダーに対し運用管理体制の抜本的な強化を求めた。
銀行としても委託先の管理を強化する」
どういう文脈でこのコメントがされたのかは把握していないが、
自分のところのシステム部門の責任にまず言及しないの?というのが最初に頭に浮かんだ。
確かに、銀行システムの開発・運用を実際に担っているのはベンダーであり、システム部門の役割はベンダーのマネジメントや内部調整等が主で、システムの専門家は思っているよりも少ない。(システム部門で働いた経験からの個人的感想です。システムエンジニアと呼べる人が少ないイメージ)
今はシステムを内製化しているところも少ないだろうし、そもそも内製化できる能力もないだろうというのが、個人的な印象。
そうなると、システム部門の役割とは?
システムを自分たちで開発し、作ったものに責任を負う部署ではないことは確かだと
思う。(少なくとも上記の社長には、そう思われているはず)
そうなると、「システム部門」よりも「システムベンダー管理部門」に改名した方が
実態に即しているのでは?
新聞記事を読んでそんなことを思った。